このたびは、車用電波時計をお買上げいただき、ありがとうこざいます。最良の状況でご使用頂くために必ず、「取扱説明書」を最後までお読みください。
セット内容
1. 各部の名称及び機能
◎MODEボタン
- 通常時刻表示とアラーム時刻表示・カレンダー表示の切替えに使用します。
- マニュアル時刻セットへの切替えマニュアル時刻セット時のセット箇所変更に使用します。
◎MAX/MINボタン
- 最高・最低(電圧)の表示を切替えるときに使用します。
- 最高・最低電圧の記録を消去するときに使用します。
- マニュアル時刻・アラームセット時の数値変更に使用します。
◎ALARMボタン
- アラーム音を止める際に使用します。
- アラーム、スヌーズのセット・解除に使用します。
- 電圧警報モードのセット・解除に使用します。
- 電圧警報音を止める際に使用します。
◎バックライト色切替えスイッチ
- バックライト色の切替えの際に使用します。
◎RESETボタン
- 標準電波の受信がうまく行なわれないとき、時計が機能 不全に陥った時などに、初期状態に戻す為に使用します。このスイッチを押すときは、細いピンを利用します。
◎RECEIVEボタン
- 標準電波を強制受信させるときに使用します。(長押し5秒)
- 受信状態を解除できます。(長押し8秒)
2. 液晶表示の説明
通常表示
アラーム表示
カレンダー表示
3.セットアップ方法
◎電波時計
- 本体裏側の電池蓋をスライドし、絶縁シートを取り外します。通電されると時計が動き始めます。カー(電源)プラグは、受信完了後に車両の電源ソケットへ接続してください。
- 電池を入れてから約8秒後に標準電波の受信を開始します。受信中は、電波受信インジケーターがその受信強度に応じて点滅し、電波の受信感度が表示されます。受信感度が最大になる場所で受信してください。(電波受信インジケーターの説明は「5.電波受信インジケーターの説明」を参照ください。)受信を行う際には、移動しないでください。完了までに6~12分かかります。
- 電波を正常受信完了すると表示が現在時刻に変わります。電波時計インジケーターが下図の表示になります。
◎電圧計
- 測定された電圧を表示します。(下:標準電波受信作業中の電圧表示についてを参照)
※測定サイクルは8秒間隔となります(受信作業中は測定しません)
標準電波受信作業中の電圧表示について
本製品は標準電波受信作業中は、電圧の測定は行いません。標準電波の受信作業が終了するまでは、「受信作業開始直前」の測定値のまま表示更新がされない状態となりますが、製品の異常ではありません。
標準電波の受信作業が終了する6~12分後に電圧/内外温度の測定を開始し、表示更新されます。
参考
- 初回設定時など「—V」の状態から受信作業を行なった場合は、通電状態であっても受信作業終了するまでは表示更新されません。
4.電池の交換方法
本機の時計・メーター機能は、電池で動作します。液晶表示が極端に薄い・正しい時刻表示がされない状態は電池寿命(約1年)となります。
- 本体裏面の電池蓋を押しながらスライドして取り外します。
- 電池(CR2032)を図のように+を上にして入れ、電池蓋を元に戻します。
注意
- 電池の±を間違えないようにご注意ください。
- 使用済みの電池は、地方自治体の指示 に従って、速やかに廃棄してください。
参考
・交換用電池(CR2032)は、電器店や 時計店でお買い求めください。
5.電波受信インジケーターの説明
6.取付方法
本製品は、取付場所により、取付ステーを時計本体の上部に取り付ける方法と下部に取り付ける方法の2種類が選択できます。時計が見やすい位置を選択し、取付場所に応じて取付方法を選択してください。(図1)
◎時計本体
- 取付場所を定め、図3を参考にしながら取付ステーを本体に取り付けます。上部に取り付ける場合、図の赤丸部を少し折り曲げてから本体に差し込んでください。
- 取付場所を定め、その場所で時計が見やすい角度に取付ステーを曲げます。
- 両面テープの保護紙をはがしてステーに貼り付けます。
- ステーに貼り付けた両面テープをはがして、取付場所へ圧着してください。
- カープラグを車のシガー(電源)ソケットに差し込みます。
参考
液晶は特性上、視野角がございます。ステーを曲げて、本体を表示が見やすい角度に調整してください。
注意
- 貼り付けの際、時計本体の取り外しに支障が無い事を確認してください。
- 取付場所のほこり・汚れ・保護つや出し剤などを中性洗剤でよくふき取り、洗剤成分が残らないように水ふきして完全に乾かしてから貼り付けてください。
- 両面テープは貼り付け後24時間を経過しますと粘着力が最大になりますので、すぐに荷重をかけないでください。また、貼り直しは粘着力の低下を招きますのでお避けください。素材をいためるおそれがあるので、本革・木部・布地には貼り付けないでください。
警告
- 取付ステーは何度も曲げたり伸ばしたりすると折れる場合があります。
7.電波の強制受信の方法
- 電波受信インジケーターの説明を参考にします。
- 本体裏面の「RECEIVE」ボタンを5秒以上押します。
- 電波受信インジケーターが表示されスキャニングを開始します。
- 電波受信インジケーターが時刻設定に不十分な受信感度である場合は感度の高い場所に移動してください。 受信感度が十分な場合はその場で受信を行ってください。
- 電波を受信し始めてから、約6~12分で時刻設定が完了します。標準電波を正常に受信完了した場合、電波受信インジケーターが下図の表示になっています。
注意
- 移動中は受信できません。
※電波受信中に受信を解除する場合は「RECIEVE」ボタンを8秒以上押します。
8.手動時刻設定の方法(マニュアル時刻セット)
海外など日本の標準電波受信圏外で普通のクオーツ時計として使用したい場合や電波の受信環境が良くない所で受信操作をしても受信ができないときなどには、手動で時刻をセットできます。
※電波自動受信後、上記設定を行うと電波受信インジケータの表示が消えてしまいますが、次回、自動受信が正確に行われた際は再び電波受信インジケータが表示されます。
※表示は一例です。
9.カレンダー表示の切替
通常表示の状態で、「MODE」ボタンを2回押すと、カレンダー表示に切替わります。カレンダー表示は約30秒後に通常表示に戻ります。
10. アラーム時刻の設定
- 通常表示の状態で、「MODE」ボタンを1回押すと、アラーム表示に切替わります。
- その状態で、「MODE」ボタンをアラーム表示の「時」の表示が点滅するまで、2秒以上押します。
- 「MAX/MIN」ボタンを押して、所定の時刻に「時」を設定します。
- 「MODE」ボタンを押すと、「分」の表示が点滅に切替わります。
- 「MAX/MIN」ボタンを押して、所定の時刻に「分」を設定します。
- 設定が終了したら、「MODE」ボタンを押します。
11.アラームの設定
12. 電圧計の表示・警報
表示部に電圧とバッテリーの状態を示すアイコンが表示されます。バッテリーの電圧をチェックする場合は、エンジンを停止させてください。(キーをACCにするなど、シガー(電源)ソケットに12V電源が通じている状態にしてください。)バッテリーへの充電状況をチェックする場合は、エンジンをアイドリング状態にしてください。電圧の状況により、以下の警報がなされます。
〈低電圧警報〉
電圧が8.0V以下時に電圧表示が『—V』になります。電圧が9.1~11.5V以下を3回継続して測定した場合にVOLT LED点滅し、警報音が約1分間鳴り続けます。警報音が鳴り終えた後もVOLT LEDは点滅し続けます。
又、電圧が9.1~11.5Vの状態が続いた場合、約30分後に再度、警報音が鳴り、正常値になるまでこれを繰り返します。
〈高電圧警報〉
電圧が16.0V以上時を測定した場合、電圧表示が『HI』になります。VOLT LED点滅し、警報音が約1分間鳴り続けます。警報音が鳴り終えた後もVOLT LEDは点滅し続けます。
又、16V以上の状態が続いた場合、約30分後に再度、警報音が鳴り、正常値になるまでこれを繰り返します。
■電圧警報音の止め方
警報音が鳴っている時に「ALARM」ボタンを押すと警報音が鳴り止みます。警報音が鳴り終えた後もVOLTマークは正常値になるまで点滅し続けます。
注意
- 充電制御車は、停車時に電装品の使用状況によっては、本機の警報音が鳴る場合がございます。
参考
車のキーをOFFにする時など、12V電源が切られる際にアラームが鳴る場合がありますが、異常ではありません。
13.電圧警報の解除・設定
通常は、電圧警報モードが設定されていますが、設定変更により警報モードを解除できます。「ALARM」ボタンを約3秒押すとALERTマークが消え、電圧警報モードが解除されます。アラーム音・LEDでの警報は行わなくなります。
※警報モードを再設定する場合は「ALARM」ボタンを約3秒押してALERTマークを再表示させます。
14. 最高・最低電圧表示
- 「MAX/MIN」ボタンを1回押すと、MAX マークが現れ、電圧の最高が表示され、約30秒後に自動的に現在電圧の表示に戻ります。
- 「MAX/MIN」ボタンを2回押すと、MIN マークが現れ、電圧の最低が表示され、約30秒後に自動的に現在電圧の表示に戻ります。
15.最高・最低電圧の記録消去
最高・最低温度の記録を消去したい場合、 通常表示の状態で、最高・最低温度・電圧の表示中に「MAX/MIN」ボタンを約3秒押してください。ビープ音と共に記録が消去され、約30秒後に現在の電圧表示に戻ります。
注意
消去してしまうと、それまでの記録を表示することはできません。
16.ヒューズの交換方法
- カープラグ頭部を回して管ヒューズを抜きます。(図5)
- 新しい管ヒューズをカープラグ内に入れ、カープラグの頭部を締め込みます。
注意
- 1A管ヒューズは、同種のものをお買い求めください。
- 1A以外のヒューズは絶対に使用しないでください。
- 頭部を外す際はスプリングなどが飛び出すことがありますので、紛失しないようご注意ください。
17.注意事項
1. | 電波時計は、標準電波を受信して時刻を補正する時計です。電波を受信しやすい場所に時計を置いてください。下記の場所では電波が受信しにくい場合があります。 |
① | ビルの地下駐車場等、周囲をコンクリート等で囲まれた場所 |
② | 高圧線、テレビ塔等、強い電波を出す施設の付近 |
③ | 移動中の車、電車等の中 |
④ | その他ラジオの受信ができない場所など |
※ | 走行中は標準電波受信が正常に行えない場合があります。初期設定は車を停車させた状態で行ってください。 |
2. | 標準電波送信が停波の時は受信できません。標準電波送信情報は情報通信研究機構(NICT)のウェブサイト(www.nict.go.jp/)から確認できます。 |
3. | 標準電波を受信し、時刻補正が完了した状態では、本製品は電波時計として機能しますが、標準電波の受信ができない場合はクォーツ時計として機能します。 本製品は、日本の標準電波のみ受信可能です。海外など電波が届かない所では通常のクオーツ時計としてご使用いただけますが、まれに日本の標準電波を受信して、日本時間を表示してしまう地域があります。ご了承ください。 |
4. | 液晶表示が薄くなってきた場合、電池の消耗が考えられます。速やかに電池を交換してください。 |
5. | 本機カープラグコードの切断や加工・分解及び改造は故障・破損の原因となりますので絶対に行わないでください。分解改造に起因する不具合は弊社では対応致しかねます。 |
18.製品仕様
■電波時計機能
1. | 受信電波 | : | 長波JJY(標準電波) |
2. | 受信周波数 | : | 福島長波局 (40kHz) 九州長波局 (60kHz) |
3. | 使用電池 | : | CR2032 |
4. | 電池寿命 | : | 約1年(1日に1回受信、アラーム1回として) |
5. | 自動受信 | : | 1回 / 日 最大6回 ※24時間以内で1度受信成功すれば翌日まで自動受信は行いません。 自動受信(2:00) オプション受信(3:00・4:00・8:00・14:00・20:00) |
6. | 時間精度 | : | 標準電波が受信できている場合 表示精度:±1秒 標準電波が受信できなかった場合 平均月差:±30秒 |
7. | 表示機能 | ||
①時計表示 | : | 時 分 秒 12時間(午前/午後表示)/ 24時間 | |
②カレンダー表示 | : | 月・日・曜日 | |
③電波受信表示 | : | 受信電波インジケータ(受信レベル4段階表示) | |
8. | アラーム | : | アラーム音持続時間 1分間 スヌーズ時間 5分間(合計3回繰り返し) |
■電圧計機能
1. | 使用電源 | : | DC12V(カープラグより入力) |
2. | 表示範囲 | : | 8.0V〜16.0V |
3. | 分解能 | : | 0.1V |
4. | 測定精度 | : | ±0.5V |
5. | 電圧測定周期 | : | 8秒 |
6. | 警報電圧 | : | 11.5V以下及び16.0V以上 |
(低電圧:3回連続して警報電圧を検知した場合に警報) | |||
(高電圧:警報電圧を検知した場合は即時警報) |