Fizz-870 LED電波時計 取扱説明書

このたびは、車用電波時計をお買上げいただき、ありがとうこざいます。最良の状況でご使用頂くために必ず、「取扱説明書」を最後までお読みください。

セット内容

1. 各部の名称及び機能

◎MODEボタン
・通常表示・カレンダー・秒表示の切替えに使用します。
・マニュアル時刻セットへの切替と時刻セットの際の項目変更に使用します。
◎SETボタン
・12/24時間表示の切替えに使用します。
・マニュアル時刻設定時の時刻合わせに使用します。
◎LIGHTボタン(長押しで強制受信モード)
・キーオフ時など電源が供給されない時でも、バックアップ電池により、LIGHTボタンを押すことで約5秒間時刻を確認できます。
・LIGHTボタンを長押しすることで、標準電波を強制受信します。また、さらに約8秒間長押しすることで、強制受信モードを解除できます。
◎RESETボタン
・時計が機能不全に陥った時などに、初期状態に戻す為に使用します。 このボタンを押す時は、細いピンを利用します。

機能不全状態とは
①カープラグからの電源が供給がされている状態でも時刻表示がされない時
②表示はされるが、数字が不完全な状態である時
※ リセットボタンを押してリセットさせるか、電池を入れなおすことで復帰できます。

2. 表示部分の説明

表示切替
・MODEボタンを押すたびに、日付→西暦→秒の順に表示が切り替わります。

日付表示・西暦表示の状態で約30秒間何も操作を行わないと通常表示に戻ります。

 12/24時間表示切替

・SETボタンを押すたびに、12/24時間表示へ切り替わります。

3.電池の入れ方及び交換方法

  1. 本体裏面の電池蓋をコイン等で回転させて取り外します。
  2. ボタン電池(CR2032)を図のように+を上にセットして、 電池蓋を元の位置に戻します。
  3. 製品をはじめて使用する時は、電池ケース内にある絶縁シートを取り外してください。

電池交換の目安
時刻のずれが頻繁に起こる、キーオン時の通電ごとに時刻が「12:00」にリセットされる現象が起こる場合はボタン電池が消耗しておりますので交換してください。

4.電池を入れた後の動作

  1. 本製品のカープラグをお車のシガーソケットに差し込みます。
  2. 電池を入れてから約8秒後に電波のスキャニングを開始します。スキャニング中は、電波受信インジケータがその受信強度に応じて点滅し、電波の受信感度が分ります。受信感度が最良になる場所で受信してください。(電波受信インジケータについては5.電波受信インジケータの説明を参照ください。)受信を行う際には、移動しないでください。完了までに6〜12分かかります。
  3. 電波を受信すると表示が現在時刻に変わります。

5. 電波受信インジケータの説明

 注意

標準電波受信時には、時刻表示部のコロン「:」は点滅を行いません。

6. 取付方法

本製品では取り付けステーを用いることにより、様々な取り付け場所に対応できます。また、電池交換や各種設定などを行う際に、本体の着脱が容易になります。

  1. あらかじめステーを取り付ける面を決めてから、取付ステーに両面テープの保護紙をはがして貼り付けます。※取り付け参考例を参照してください (図1)
  2. 取付ステーを本体に取り付けます。(図2)
  3. 取付場所を定め、その場所で時計が見やすい角度に取付ステーを曲げます。
  4. 取付ステーの両面テープの保護紙をはがして設置箇所に取り付けます。※ステーには凹凸がありますので、図を参考にして本体へ差し込んでください。

 注意

  • 貼り付けの際、時計本体の取りはずしに支障が無い事を確認してください。
  • 取付場所のほこり ・ 汚れ ・ 保護つや出し剤などを中性洗剤でよくふ き取り、洗剤成分が残らないように 水ぶきして完全に乾かしてから貼り 付けてください。
  • 両面テープは貼り付け後24時間を経過しますと粘着力が最大になりま すので、 すぐに荷重をかけないでください。 また、 貼り直しは粘着力の 低下を招きますのでお避けくださ い。素材をいためるおそれがあるの で、 本革 ・木部 ・ 布地には貼り付け ないでください。
  • 取付ステーは何度も曲げたり伸ばしたりすると折れる場合があります。

 警告

  • エアバッグの作動範囲また、運転操作に支障のある場所には、絶対に取り付けないでください。
  • 走行中、運転者は本製品を操作しないでください。事故の原因となります。

取付参考例

7. 標準電波の強制受信方法

  1. 本体側面のLIGHTボタンを2秒間以上押します。
  2. 電波受信インジケータが点滅し、スキャニングを開始します。
  3. 電波受信インジケータが時刻設定に不十分な受信感度である場合は、感度の高い場所に移動してください。受信感度が十分な場合はその場所に置いてください。
  4. 電波を受信し始めてから、約6~12分で時刻設定が完了します。標準電波を受信完了した場合、電波受信インジケータが点灯して下図を表示します。

8.手動時刻設定の方法(マニュアル時刻セット)

海外など日本の標準電波受信圏外で普通のクオーツ時計として使用したい場合や電波の受信環境が良くない所で受信操作をしても受信ができないときなどには、手動で時刻をセットできます。

9. ヒューズの交換方法

  1. カープラグ頭部を回して管ヒューズを抜きます。
  2. 新しい管ヒューズをカープラグ内に入れ、カープラグの頭部を締め込みます。

 注意

  • 1A管ヒューズは、同種のものをお買い求めください。
  • 1A以外のヒューズは絶対に使用しないでください。
  • 頭部を外す際はスプリングなどが飛び出すことがありますので、紛失しないようご注意ください。

10.電波時計についての注意事項

1.電波時計は、標準電波を受信して時刻を補正する時計です。電波を受信しやすい場所に時計を置いてください。下記の場所では電波が受信しにくい場合があります。

① ビルの地下駐車場等、周囲をコンクリート等で囲まれた場所
② 高圧線、テレビ塔等、強い電波を出す施設の付近
③ 移動中の車、電車等の中
④ その他ラジオの受信ができない場所など
※走行中は標準電波受信が正常に行えない場合があります。初期設定は車を停車させた状態で行ってください。

2.標準電波送信が停波の時は受信できません。標準電波送信情報は情報通信研究機構(NICT)のウェブサイト(www.nict.go.jp/)から確認できます。

3.標準電波を受信し、時刻補正が完了した状態では、本製品は電波時計として機能しますが、標準電波の受信ができない場合はクォーツ時計として機能します。本製品は、日本の標準電波のみ受信可能です。海外など電波が届かない所では通常のクオーツ時計としてご使用いただけますが、まれに日本の標準電波を受信して、日本時間を表示してしまう地域があります。ご了承ください。

4.キーオン時に時刻が「12:00」を表示している、または現在時刻と大きく異なる場合は電池の消耗が考えられます。速やかに電池を交換してください。

5.本製品に防水機能はありません。車外や、雨、水のかかる場所には取り付けないでください。

6.本製品の分解改造は絶対に行わないでください。

11.製品仕様

1.受信電波 長波JJY(標準電波)
2.受信周波数福島長波局 (40kHz) 九州長波局 (60kHz)
3.使用電源主電源:DC12V・バックアップ電源:CR2032
4.電池寿命約1年(1日に受信2回として)
5.定格消費電圧 DC12V・消費電力 30mmA
6.自動受信2回 / 日
7.時間精度標準電波が受信できている場合  表示精度:±1秒
標準電波が受信できなかった場合 平均月差:±30秒
8.表示機能
①時計表示時 / 分 / 秒 12時間 / 24時間 ※秒は表示切替式
②カレンダー表示西暦 / 月 / 日 ※表示切替式
③電波受信表示受信電波インジケータ(受信レベル2段階点滅)

12.FAQ

Q電波受信インジケータが点いていない。
Aマークが消灯状態の時は標準電波の受信ができていない状態です。
Q現在時刻にならない。
A電波を受信していない。→「 LIGHT」ボタンを2秒以上押して強制受信させてください。
A電波の受信感度が良くない。→電波受信インジケータの点滅が早くなる場所へ移動してください。
※移動中は受信感度が非常に悪く受信しません。
※電波受信を始めてから時刻補正を行うまで約6〜12分かかります。
Qキーオン時など毎回通電するごとに「12:00」と表示される。
A本製品の電源は「LED表示/時計機能をDC12V電源」「バックアップ機能はボタン電池」を使用しています。ボタン電池が消耗した場合はバックアップ機能を正常に行いませんので、ボタン電池(C R2032)を交換してください。

注意

  1. 時計本体の上下のスリットを塞いだり、テープなどを貼らないでください。本体内部の放熱が適切に行われなくなり、表示エラーや故障の原因となります。
  2. 本製品は車内専用です。ぬれた手で触ったり、水をかけないでください。
  3. 電源コードを内装パネルではさんだり、可動部分に配線しないでください。断線・ショートの原因となります。