このたびは、車用電波時計をお買上げいただき、ありがとうこざいます。最良の状況でご使用頂くために必ず、「取扱説明書」を最後までお読みください。

セット内容

1. 各部の名称及び機能
◎SNOOZE・LIGHTボタン
- バックライトを点灯させる時に使用します。(押すと約5秒間点灯します。)
 - アラームが鳴っている時に音を止める為に使用します。
 - 凍結警告音が鳴っている時に音を止める為に使用します。
 - 標準電波の受信を解除する時に使用します。
 

◎MODEボタン
- 通常時刻表示とアラーム時刻表示・カレンダー表示の切替えに使用します。
 - マニュアル時刻セットへの切替えマニュアル時刻セット時のセット箇所変更に使用します。
 
◎MAX/MINボタン
- 最高・最低温度表示の切替えに使用します。
 - 最高・最低温度の記録消去に使用します。
 - アラーム・スヌーズのセット・解除に使用します。
 - 凍結警告モードセットに使用します。
 - アラームのセット・解除に使用します。
 

◎RESETスイッチ
- 標準電波の受信がうまく行なわれないとき、時計が機能 不全に陥った時などに、初期状態に戻す為に使用します。このスイッチを押すときは、細いピンを利用します。
 
機能不全状態とは
①電池を入れても表示がされない時
②表示はされるが、数字が不完全な状態である時
※ RESETスイッチを押してリセットさせるか、電池を入れなおすことで復帰できます。
2. 液晶表示の説明
通常表示

アラーム表示

カレンダー表示・内外温度同時表示

3.電池の入れ方及び交換方法
- 本体裏面の電池蓋を押しながらスライドさせて取り外します。
 - 電池(CR2032)を図のように+を上にして入れ、電池蓋を元に戻します。
 - 製品をはじめて使用する時は、電池ケース内にある絶縁シートを取り外してください。
 

注意
- 電池の±を間違えないようにご注意ください。
 - 使用済みの電池は、地方自治体の指示 に従って、速やかに廃棄してください。
 
参考
・交換用電池(CR2032)は、電器店や 時計店でお買い求めください。
4.電池を入れた後の操作
◎電波時計
- 電池を入れると時計が動き始めます。
 - 電池を入れてから約8秒後に標準電波の受信を開始します。受信中は、電波受信インジケーターがその受信強度に応じて点滅し、電波の受信感度が分かります。受信感度が最大になる場所で受信してください。(電波受信インジケーターの説明は「5.電波受信インジケーターの説明」を参照ください。)受信を行う際には、移動しないでください。完了までに6~12分かかります。
 - 電波を正常受信完了すると表示が現在時刻に変わります。電波時計インジケーターがアンテナマークの表示になります。
 
◎温度計
- 電池を入れると測定を開始し、現在温度に変わります。(下:標準電波受信作業中の電圧/内外温度表示についてを参照)
 
標準電波受信作業中の内外温度表示について
受信作業中に、内外温度表示が更新されない状態となりますが、製品の異常ではありません。
本製品は標準電波受信作業中は電池の消耗を抑える為に、内外温度計の表示更新は行いません。
標準電波の受信作業が完了する6~12分後に現在の内外温度の表示を行います。
早急に内外温度を確認したい場合は、7.手動時刻設定の方法を参照し手動時刻設定を行ってください。手動時刻設定を行うことで、標準電波の受信作業が解除され、内外温度が現在表示に更新されます。
5.電波受信インジケーターの説明

6.取付方法
本製品は、取付場所により、取付ステーを時計本体の上部に取り付ける方法と下部に取り付ける方法の2種類が選択できます。時計が見やすい位置を選択し、取付場所に応じて取付方法を選択してください。(図1)

◎時計本体
- 取付ステー(表面)に両面テープの保護紙をはがして貼り付けます。(図2)
 - 取付場所を定め、図3を参考にしながら取付ステーを本体に取り付けます。上部に取り付ける場合、図の赤丸部を少し折り曲げてから本体に差し込んでください。
 - 取付場所を定め、その場所で時計が見やすい角度に取付ステーを曲げます。
 - 取付ステーの両面テープの保護紙をはがしてステーに貼り付けます。
 


◎外気温度センサー
- 外気温度センサーの取付場所は、エンジンの熱や、直射日光、雨、風などによる温度への影響がなく、外気にふれる場所を選び、外気温度センサーの粘着シートの保護紙をはがして、貼り付けてください。(図4)
 


注意
- 温度は取り付けた場所の測定値ですので、あまり不自然な温度を表示する場合は場所を変えてください。
 - 貼り付けの際、時計本体の取り外しに支障が無い事を確認してください。
 - 取付場所のほこり・汚れ・保護つや出し剤などを中性洗剤でよくふき取り、洗剤成分が残らないように水ふきして完全に乾かしてから貼り付けてください。
 - 両面テープは貼り付け後24時間を経過しますと粘着力が最大になりますので、すぐに荷重をかけないでください。また、貼り直しは粘着力の低下を招きますのでお避けください。素材をいためるおそれがあるので、本革・木部・布地には貼り付けないでください。
 - 取付ステーは何度も曲げたり伸ばしたりすると折れる場合があります。
 
警告
- エアバッグの作動範囲また、運転操作に支障のある場所には、絶対に取り付けないでください。
 - 警告 走行中、運転者は本製品を操作しないでください。事故の原因となります。
 - 外気温度センサーのコードは、誤差補正された長さになっていますので、余っても切断せずにご使用ください。
 
7.手動時刻設定の方法(マニュアル時刻セット)
海外などJJY電波送信圏外で普通のクオーツ時計として使用したい場合や電波の受信環境が良くない所で受信操作をしても受信ができないときなどには、手動で時刻をセットできます。


8. アラーム時刻の設定
- 通常表示の状態で、「MODE」ボタンを1回押すと、アラーム表示に切替わります。
 - その状態で、「MODE」ボタンをアラーム表示の「時」の表示が点滅するまで、2秒以上押します。
 - 「MAX/MIN」ボタンを押して、所定の時刻に「時」を設定します。
 - 「MODE」ボタンを押すと、「分」の表示が点滅に切替わります。
 - 「MAX/MIN」ボタンを押して、所定の時刻に「分」を設定します。
 - 設定が終了したら、「MODE」ボタンを押します。
 

9.アラームの設定

10.カレンダー表示の切替
通常時刻表示の状態で、「MODE」ボタンを2回押すと、カレンダー表示に切替わります。カレンダー表示は約30秒後に通常表示に戻ります。

11. 温度表示について
- 測定温度が16 .製品仕様の表示範囲外の場合、「LO」または「HI」が表示されますが異常ではありません。
 - 製品本体の周囲温度が-10°C以下の場合、何も表示されない場合があります。また、周囲温度が 70°Cを越える場合、表示部が黒くなりますが、温度が下がると通常の表示に戻ります。 あらかじめご了承ください。
 

12.最高・最低温度表示
- 「MAX/MIN」ボタンを1回押すと、MAX マークが現れ、内気温度の最高が表示され、約30秒後に 自動的に現在温度の表示に戻ります。
 - 「MAX/MIN」ボタンを2回押すと、MIN マークが現れ、内気温度の最低が表示され、約30秒後に 自動的に現在温度の表示に戻ります。
 

13. 最高・最低温度の記録消去
- 最高・最低温度の記録を消去したい場合、通常表示 の状態で、最高・最低温度表示中に「MAX/MIN」 ボタンを約3秒押してください。ビープ音と共に記録が消去され、約30秒後に現在の温度表示に戻ります。
 
注意
消去してしまうと、それまでの記録を表示することはできません。
14. 凍結警告モードの設定
■凍結警告モードの切替
- アラーム表示の状態で、「MAX/MIN」ボタンを約3秒押すとALERT マークが現れ、凍結警告モードに切替わります。凍結警告モードでは外気温度が+4.9°C~-1.9°Cの時にALERT マークが点滅し、 警告音が約1分間鳴り続けます。警告音が鳴り終えた後もALERT マークは点滅し続けます。外気温 度が+4.9°C~-1.9°Cの状態が続いた場合、約30分後に再度、警告音が鳴り、外気温度が正常値に なるまでこれを繰り返します。
 
■凍結警告音の解除
- 警報音が鳴っている時に「SNOOZE/LIGHT」」ボタンを押すと警報音が鳴り止みますが、ALERTマークは外気温度が+4.9℃~−1.9℃の間は点滅し続けます。
 
■凍結警報モードの解除
- 凍結警報機能を解除する場合、アラーム表示の状態で、「MAX/MIN」ボタンを約3秒押すとALERT マークが消え、凍結警告モードが解除されます。
 
注意
警告音の作動と実際の路面状況が一致しない場合がありますので、あらかじめご了承ください。

15.電波時計についての注意事項
| 1. | 電波時計は、標準電波を受信して時刻を補正する時計です。電波を受信しやすい場所に時計を置いてください。下記の場所では電波が受信しにくい場合があります。 | 
| ① | ビルの地下駐車場等、周囲をコンクリート等で囲まれた場所 | 
| ② | 高圧線、テレビ塔等、強い電波を出す施設の付近 | 
| ③ | 移動中の車、電車等の中 | 
| ④ | その他ラジオの受信ができない場所など | 
| ※ | 走行中は標準電波受信が正常に行えない場合があります。初期設定は車を停車させた状態で行ってください。 | 
| 2. | 標準電波送信が停波の時は受信できません。標準電波送信情報は情報通信研究機構(NICT)のウェブサイトから確認できます。 | 
| 3. | 標準電波を受信し、時刻補正が完了した状態では、本製品は電波時計として機能しますが、標準電波の受信ができない場合はクォーツ時計として機能します。 本製品は、日本の標準電波のみ受信可能です。海外では通常のクオーツ時計となります。  | 
| 4. | 液晶表示が薄くなってきた場合、電池の消耗が考えられます。速やかに電池を交換してください。 | 
| 5. | +60°C以上では、表示部が黒く変色することがありますが、常温になると元に戻ります。 | 
| 6. | 本製品に防水機能はありません。車外や、雨、水のかかる場所には取付けないでください。 | 
| 7. | 本製品の分解・改造は絶対に行わないでください。 | 
| 8. | 温度測定用のセンサーは樹脂でカバーされているので温度が安定するまで多少時間がかかります。 | 
16.製品仕様
■電波時計機能
| 1. | 受信電波 | : | 長波JJY(標準電波) | 
| 2. | 受信周波数 | : | 福島長波局 (40kHz) 九州長波局 (60kHz) | 
| 3. | 使用電池 | : | CR2032 | 
| 4. | 電池寿命 | : | 約1年(1日に1回受信、アラーム1回として) | 
| 5. | 自動受信 | : | 4回 / 日 | 
| 6. | 時間精度 | : | 標準電波が受信できている場合  表示精度:±1秒 標準電波が受信できなかった場合 平均月差:±30秒  | 
| 7. | 表示機能 | ||
| ①時計表示 | : | 時 分 秒 12時間(午前/午後表示)/ 24時間 | |
| ②カレンダー表示 | : | 西暦 / 月 日・曜日 | |
| ③電波受信表示 | : | 受信電波インジケータ(受信レベル4段階表示) | |
| 8. | アラーム | : | アラーム音持続時間 1分間 スヌーズ時間 5分間(合計3回繰り返し)  | 
■温度計機能
| 1. | 温度表示範囲 | : | 内気温度計 | -20.0°C〜50.0°C | 
| : | 外気温度計 | -50.0°C〜70.0°C | ||
| 2. | 温度精度 | : | 内気温計 | ±1.5°C以内 | 
| : | 外気温計 | ±2.0°C以内 | ||
| 3. | 分機能 | : | 0.1°C | |
| 4. | 温度測定周期 | : | 8秒 | |
| 5. | 凍結警報温度 | : | +4.9°C〜-1.9°C | (外気温度のみ) | 
17.F&Q
| Q | : | 電波時計インジケータが点いていない。 | |||
| A | : | マークが消灯状態の時は標準電波の受信ができていない状態です。 | |||
| Q | : | 現在時刻にならない。 | |||
| A | : | 電波を受信していない。→リセットしてください。 | |||
| A | : | 電波の受信感度が良くない。→電波受信インジケータのアンテナレベルが最良となる場所へ移動してください。 | |||
| ※ | 移動中は受信感度が非常に悪く受信しません。 | ||||
| ※ | 電波受信を始めてから時刻補正を行うまで約6〜12分かかります。 | 
