このたびは、車用電波時計をお買上げいただき、ありがとうこざいます。最良の状況でご使用頂くために必ず、「取扱説明書」を最後までお読みください。

セット内容

1. 各部の名称及び機能
◎SETボタン
- マニュアル時刻設定する時に使用します。
 
◎ADJUTボタン
- カレンダー表示の切替えに使用します。
 - マニュアル時刻のセット時、項目切替えとマニュアル時刻セット時の時・分等のセット箇所変更に使用します。
 
◎電源スイッチ
- 工場出荷状態は電源がOFFとなっておりますので使用開始時に電源をONにしてください。
 
※本機には標準電波を強制受信する機能はございません。
◎RESETスイッチ
- 時計が機能 不全に陥った時などに、初期状態に戻す為に使用します。このスイッチを押すときは、細いピンを利用します。
 
機能不全状態とは
①電源スイッチを入れても表示がされない時
②表示はされるが、数字が不完全な状態である時
※ RESETスイッチを押してリセットさせるか、電源スイッチを入れなおすことで復帰できます。

◎両面スポンジテープ
- 本製品を固定する際に使用します。設置場所により本体が水平にならない場合は複数枚使用して、高さを調整してください。
 

2. 液晶表示の説明
通常表示

カレンダー表示

3.ソーラーパネルの充電・内蔵バッテリーについて
充電時間の目安
| 明るさ | 環境 | 1日稼働させる場合の 充電時間  | フル充電(内蔵電池の残量が空の状態から) | 
| 180ルクス | 屋内 | 32時間 | – | 
| 500ルクス | 明るい屋内 | 100時間 | – | 
| 1,000ルクス | 蛍光灯(40W)30-40cm | 4時間 | 1440時間 | 
| 10,000ルクス | 曇り(屋外) | 28分 | 400時間 | 
| 50,000ルクス | 晴れ(夏季) | 16分 | 260時間 | 
本製品の動作電源はソーラーパネルで発電された電力を内蔵バッテリーに蓄電し、その電力で動作します。
十分な光量が得られる場所では、ソーラーパネルが発電する電力だけを使用します。暗所では内蔵バッテリーに蓄えられた電力で駆動します。
※夜間などソーラーパネルによる発電が行えない環境でも、内蔵バッテリーが満充電の状態であれば約2年間駆動します。
注意
- 時計の表示が薄くなったときや時刻が正確でないとき等、内蔵電池(バッテリー)の充電不足が考えられます。そのときは電源を一度オフにして内蔵電池(バッテリー)を十分に充電してから再度電源をオンにして使用を開始してください。
 
内蔵バッテリーの交換について
内蔵バッテリーの電池寿命は通常使用時において約5年となります。充電をおこなっても、時刻が正確ではないときは内蔵電池の寿命が考えられます。
4.電池を入れた後の操作
◎電波時計
- 電池を入れると時計が動き始めます。
 - 電池を入れてから約8秒後に標準電波の受信を開始します。受信中は、電波受信インジケーターがその受信強度に応じて点滅し、電波の受信感度が分かります。受信感度が最大になる場所で受信してください。(電波受信インジケーターの説明は「5.電波受信インジケーターの説明」を参照ください。)受信を行う際には、移動しないでください。完了までに6~12分かかります。
 - 電波を正常受信完了すると表示が現在時刻に変わります。電波時計インジケーターがアンテナマークの表示になります。
 
5.電波受信インジケーターの説明

6.取付方法
本製品は、視認性の確保と確実な充電を行える様に、主にダッシュボード上に設置します。
◎時計本体
- 両面スポンジテープの保護紙をはがして貼り付けます。 (図1)
 - 取付場所を定め、任意の設置箇所に取り付けます。取付場所は本体底面が確実に固定できるように、極力平面部分に取付けてください。
 - 本体が水平にならない場合は付属の両面スポンジテープを重ねて調整してください (図2)
 


注意
- 取付場所のほこり・汚れ・保護つや出し剤などを中性洗剤でよくふき取り、洗剤成分が残らないように水ふきして完全に乾かしてから貼り付けてください。
 - 両面スポンジテープは貼り付け後24時間を経過しますと粘着力が最大になりますので、すぐに荷重をかけないでください。また、貼り直しは粘着力の低下を招きますのでお避けください。素材をいためるおそれがあるので、本革・木部・布地には貼り付けないでください。
 
警告
- エアバッグの作動範囲また、運転操作に支障のある場所には、絶対に取り付けないでください。
 
0〜180° 角度調整
設置場所にあわせて角度調整を行い、最も見やすい位置に合わせてください(角度調整は無段階です)。


取付場所 参考例


7. 手動時刻設定の方法(マニュアル時刻セット)
海外など日本の標準電波受信圏外で普通のクオーツ時計として使用したい場合や電波の受信環境が良くない所で受信操作をしても受信ができないときなどには、手動で時刻をセットできます。


8.カレンダー表示の切替
通常時刻表示の状態で、「ADJUST」ボタンを押すと、カレンダー表示が月日/年と切替わります。

9.電波時計についての注意事項
| 1. | 電波時計は、標準電波を受信して時刻を補正する時計です。電波を受信しやすい場所に時計を置いてください。下記の場所では電波が受信しにくい場合があります。 | 
| ① | ビルの地下駐車場等、周囲をコンクリート等で囲まれた場所 | 
| ② | 高圧線、テレビ塔等、強い電波を出す施設の付近 | 
| ③ | 移動中の車、電車等の中 | 
| ④ | その他ラジオの受信ができない場所など | 
| ※ | 走行中は標準電波受信が正常に行えない場合があります。初期設定は車を停車させた状態で行ってください。 | 
| 2. | 標準電波送信が停波の時は受信できません。標準電波送信情報は情報通信研究機構(NICT)のウェブサイトから確認できます。 | 
| 3. | 標準電波を受信し、時刻補正が完了した状態では、本製品は電波時計として機能しますが、標準電波の受信ができない場合はクォーツ時計として機能します。 本製品は、日本の標準電波のみ受信可能です。海外など電波が届かない所では通常のクオーツ時計としてご使用いただけますが、まれに日本の標準電波を受信して、日本時間を表示してしまう地域があります。ご了承ください。  | 
| 4. | 液晶表示が薄くなってきた場合、現在時刻と大きく異なる場合は内蔵バッテリーの蓄電量不足が考えられます。晴天の屋外など十分な光量のある場所で充電を行ってください。 | 
| 5. | +60°C以上では、表示部が黒く変色することがありますが、常温になると元に戻ります。 | 
| 6. | 本製品に防水機能はありません。車外や、雨、水のかかる場所には取付けないでください。 | 
| 7. | 本製品の分解・改造は絶対に行わないでください。 | 
16.製品仕様
■電波時計機能
| 1. | 受信電波 | : | 長波JJY(標準電波) | 
| 2. | 受信周波数 | : | 福島長波局 (40kHz) 九州長波局 (60kHz) | 
| 3. | 内蔵バッテリー寿命 | : | 約5年 ソーラーパネルの発電が行えない環境下でも約2年間動作可能  | 
| 4. | 自動受信 | : | 1回 / 日 | 
| 5. | 時間精度 | : | 標準電波が受信できている場合  表示精度:±1秒 標準電波が受信できなかった場合 平均月差:±30秒  | 
| 6. | 表示機能 | ||
| ①時計表示 | : | 時 分 秒 12時間(午前/午後表示)/ 24時間 | |
| ②カレンダー表示 | : | 西暦 / 月 日・曜日 | |
| ③電波受信表示 | : | 受信電波インジケータ(受信レベル4段階表示) | 
17.F&Q
| Q | : | 時刻が表示されない | |||
| A | : | ディスプレイの保護シールをはがして、電源スイッチをONにしてください。 | |||
| Q | : | 表示が見にくい | |||
| A | : | 液晶部分の背景にダッシュボード等、暗色の物が重ならないように設置場所を変えるか、ディスプレイの角度を調整してください。 | |||
| Q | : | バックライトはありますか? | |||
| A | : | ございません。夜間走行は自車のヘッドライトや街灯などの明るさを利用して、視認してください。 | |||
| Q | : | 内蔵バッテリーの交換はできますか? | |||
| A | : | 有償交換のサービスは終了しましたのでできません。 | |||
| Q | : | 標準電波の強制受信を行いたい | |||
| A | : | 電源スイッチを入れ直すか、リセットスイッチを押して再起動してください。 | |||
| ※本機は現在時刻のまま強制受信は行えません。 | 
