Fizz-880 ボルテージメータークロック 取扱説明書

このたびは、車用電波時計をお買上げいただき、ありがとうこざいます。最良の状況でご使用頂くために必ず、「取扱説明書」を最後までお読みください。

1. 各部の名称及び機能

ALARM ON/OFF

  • アラームがなっている時に音を止める為に使用します。
  • アラーム、スヌーズのセット・解除に使用します。

MODEボタン

  • 通常時刻表示とアラーム時刻表示。
  • カレンダー表示の切替えに使用します。
  • マニュアル時刻セットへの切替えとマニュアル時刻セット時のセット個所変更に使用します。

RECEIVEボタン

  • 標準電波を強制受信させる時に使用します。(長押し5秒)で受信状態を解除できます。

ADJUSTボタン

  • マニュアル時刻セット時に時刻の修正を行う時に使用します。

バックライト色切替えスイッチ

  • バックライトの表示色をブルーとオレンジに切り替える際に使用します。

RESETボタン

  • 時計が機能 不全に陥った時などに、初期状態に戻す為に使用します。

機能不全状態とは
①電池を入れても表示がされない時
②表示はされるが、数字が不完全な状態である時(文字が欠ける等)
※ RESETスイッチを押してリセットさせるか、電池を入れなおすことで復帰できます。

2. 液晶表示の説明

3.初期設定 セットアップ方法

  1. 表示部の保護シートをはがします。
  2. 本体裏面の電池蓋を押しながらスライドさせてし、取り外します。
  3. 製品を初めて使用する時は、電池ケース内にある絶縁シートを取り外してください。
  4. 電池(CR2032)を図のように+を上にして入れ、電池蓋を元に戻します。
  5. カープラグを車のソケット等に差し込みます。
  • 電池の±を間違えないようにご注意ください。
  • 使用済みの電池は、地方自治体の指示 に従って、速やかに廃棄してください。

参考
交換用電池(C R2032)は電器店や時計店でお買い求めください。

電波時計

  1. 電池を入れると時計が動き始めます。
  2. 電池を入れてから約8秒後に標準電波の受信を開始します。受信中は、電波受信インジケーターがその受信強度に応じて点滅し、電波の受信感度が表示されます。受信感度が最大になる場所で受信してください。(電波受信インジケーターの説明は「5.電波受信インジケーターの説明」を参照ください。)受信を行う際には、移動しないでください。完了までに6~12分かかります。
  3. 電波を正常受信完了すると表示が現在時刻に変わります。電波受信インジケーターがアンテナマークの表示になります。

電圧計

  1. 電池を入れると測定を開始し、現在の値を表示します。

※カープラグに接続していない状態で受信作業(電源投入)を開始した場合は「-.-V」と表示されます。

標準電波受信作業中の電圧表示について
受信作業中に電圧表示が更新がされない状態となりますが、製品の異常ではありません。

本製品は標準電波受信作業中は電池の消耗を抑える為に、電圧計の表示更新は行いません。
標準電波の受信作業が完了した6~12分後に現在の電圧の表示を行います。

早急に電圧を確認したい場合は、7.電波の強制受信の方法を参照し受信作業の解除を行ってください。この操作を行うことで、標準電波の受信作業が解除され、電圧が現在表示に更新されます。

5.電波受信インジケーターの説明

6.取付方法

本製品は、取付場所により、取付ステーを時計本体の上部に取り付ける方法と下部に取り付ける方法の2種類が選択できます。時計が見やすい位置を選択し、取付場所に応じて取付方法を選択してください。(図1)

◎時計本体

  1. 取付ステー(表面)に両面テープの保護紙をはがして、貼り付けます。(図2)
  2. 取付場所を定め、図3を参考にしながら取付ステーを本体に取り付けます。上部に取り付ける場合、図の赤丸部を少し折り曲げてから本体に差し込んでください。
  3. 取付場所で時計が見やすい角度に取付ステーを曲げます。
  4. 取付ステーの両面テープの保護紙をはがしてに貼り付けます。

 注意

  • 貼り付けの際、時計本体の取り外しに支障が無い事を確認してください。
  • 取付場所のほこり・汚れ・保護つや出し剤などを中性洗剤でよくふき取り、洗剤成分が残らないように水ふきして完全に乾かしてから貼り付けてください。
  • 両面テープは貼り付け後24時間を経過しますと粘着力が最大になりますので、すぐに荷重をかけないでください。また、貼り直しは粘着力の低下を招きますのでお避けください。素材をいためるおそれがあるので、本革・木部・布地には貼り付けないでください。
  • 取付ステーは何度も曲げたり伸ばしたりすると折れる場合があります。

 警告

  • エアバッグの作動範囲また、運転操作に支障のある場所には、絶対に取り付けないでください。
  • 警告 走行中、運転者は本製品を操作しないでください。事故の原因となります。

7.電波の強制受信の方法

  1. 5.電波受信インジケーターの説明を参考にします。
  2. 本体裏面の「RECEIVE」ボタンを5秒以上押します。
  3. 電波受信インジケーターが表示され、スキャニングを開始します。
  4. 電波受信インジケーターが時刻設定に不十分な受信感度である場合は感度の高い場所に移動してください。受信感度が十分な場合はその場所で受信を行ってください。
  5. 電波を受信し始めてから、約6〜12分で時刻設定が完了します。標準時刻電波を正常に受信完了した場合、電波受信インジケーターがアンテナマークの表示になっています。
  • 移動中は受信できません。※電波受信中に受信を解除する場合は「RECEIVE」ボタンを8秒以上押します。

海外などJJY電波送信圏外で普通のクオーツ時計として使用したい時、また、電波の受信感度の良くない所で受信操作をしても受信ができない時などには、手動で時刻をセットできます。

9. アラーム時刻の設定

  1. 通常表示の状態で、「MODE」ボタンを1回押すと、アラーム表示に切替わります。
  2. その状態で、「MODE」ボタンをアラーム表示の「時」の表示が点滅するまで、2秒以上押します。
  3. 「ADJUST」ボタンを押して、所定の時刻に「時」を設定します。
  4. 「MODE」ボタンを押すと、「分」の表示が点滅に切替わります。
  5. 「ADJUST」ボタンを押して、所定の時刻に「分」を設定します。
  6. 設定が終了したら、「MODE」ボタンを押します。

10.アラームの設定

アラームは約1分鳴り続けます。アラーム中に「ALARM ON/OFF」ボタンを押すと鳴り止みます。

スヌーズアラームは約1分間鳴り続けます。アラーム中に「ALARM ON/OFF」ボタンを押すと鳴り止みますが、アラーム時刻の5分後に再度鳴り、トータルで3回これを繰り返します。

11. カレンダー表示の切替

通常表示の状態で、「MODE」ボタンを2回押すと、カレンダー表示に切り替わります。カレンダー表示は約30秒後に通常表示に戻ります。

12. 電圧計の表示

表示部に電圧とバッテリーの状態を示すアイコンが表示されます。バッテリーの電圧をチェックする場合は、エンジンを停止し、エアコン・オーディオ等の電装品はOFFにしてください。(キーをACCにするなど、シガー(電源)ソケットに12V電源が通じている状態にしてください。)バッテリーへの充電状況をチェックする場合は、エンジンをアイドリング状態にしてください。電圧の状況により、以下の警報がなされます。

電圧が9.0V以下時に電圧表示が『—V』になります。電圧が9.1~11.5Vおよび16V以上時、VOLT LED点滅し、警報音が約1分間鳴り続けます。警報音が鳴り終えた後もVOLT LEDは点滅し続けます。
又、電圧が9.1~11.5Vおよび16V以上の状態が続いた場合、約30分後に再度、警報音が鳴り、正常値になるまでこれを繰り返します。

■電圧警報音の止め方(完全解除できない仕様となっております)
警報音が鳴っている時に「ALARM ON/OFF」ボタンを押すと警報音が鳴り止みます。警報音が鳴り終えた後も電圧警告LEDは正常値になるまで点滅し続けます。

 注意

走行中など電圧変動で警報音が鳴る場合がございます。

参考
車のキーをOFFにする時など、12V電源が切られる際にアラームが鳴る場合がありますが、異常ではありません。

13.ヒューズの交換方法

  1. カープラグ頭部を回して管ヒューズを抜きます。(図5)
  2. 新しい管ヒューズをカープラグ内に入れ、カープラグの頭部を締め込みます。

 注意

  • 1A管ヒューズは、同種のものをお買い求めください。
  • 1A以外のヒューズは絶対に使用しないでください。
  • 頭部を外す際はスプリングなどが飛び出すことがありますので、紛失しないようご注意ください。

14.電波時計についての注意事項

1.電波時計は、標準電波を受信して時刻を補正する時計です。電波を受信しやすい場所に時計を置いてください。下記の場所では電波が受信しにくい場合があります。
ビルの地下駐車場等、周囲をコンクリート等で囲まれた場所
高圧線、テレビ塔等、強い電波を出す施設の付近
移動中の車、電車等の中
その他ラジオの受信ができない場所など
走行中は標準電波受信が正常に行えません。初期設定は車を停車させた状態で行ってください。
2.標準電波送信が停波の時は受信できません。標準電波送信情報は情報通信研究機構(NICT)のウェブサイトから確認できます。
3.標準電波を受信し、時刻補正が完了した状態では、本製品は電波時計として機能しますが、標準電波の受信ができない場合はクォーツ時計として機能します。
本製品は、日本の標準電波のみ受信可能です。海外など電波が届かない所では通常のクオーツ時計となります。
4.液晶表示が薄くなってきた場合、現在時刻と大きく異なる場合は電池の消耗が考えられます。速やかに電池を交換してください。
5.+60°C以上では、表示部が黒く変色することがありますが、常温になると元に戻ります。
6.本製品に防水機能はありません。車外や、雨、水のかかる場所には取り付けないでください。
7.本製品の分解・改造は絶対に行わないでください。

15.製品仕様

■電波時計機能

1.受信電波長波JJY(標準電波)
2.受信周波数福島長波局 (40kHz) 九州長波局 (60kHz)
3.使用電池CR2032
4.電池寿命約1年(1日に受信4回、アラーム1回として)
5.自動受信4回 / 日
6.時間精度標準電波が受信できている場合  表示精度:±1秒
標準電波が受信できなかった場合 平均月差:±30秒
7.表示機能
①時計表示時 分 秒 12時間(午前/午後表示)/ 24時間
②カレンダー表示月・日・曜日
③電波受信表示受信電波インジケーター(受信レベル4段階表示)
8.アラームアラーム音持続時間 1分間
スヌーズ時間 5分間(合計3回繰り返し)

■電圧計機能

1.使用電源DC12V(カープラグより入力)
2.表示範囲9.0V〜16.0V
3.分解能0.1V
4.測定精度±0.5V
5.警報電圧11.5V以下及び16.0V以上
Q:電波受信インジケータが点いていない。
A:マークが消灯状態の時は標準電波の受信ができていない状態です。
Q:現在時刻にならない。
A:電波を受信していない→本体裏面の「RECIEVE」ボタンを5秒以上押して、強制受信させてください。
A:電波の受信感度が良くない→電波受信インジケータのアンテナレベルが最良となる場所へ移動してください。
※移動中は受信感度が非常に悪く受信しません。
※電波受信を始めてから時刻補正を行うまで約6〜12分かかります。